動画の音声を切り替える事が出来ます。お好みに合わせてお選びください。

  • 音声ON
  • 音声OFF

SKIP

INTRODUCTION

悪魔が選んだのは、2人の少女。

『ゲット・アウト』『M3GAN/ミーガン』をはじめとした異色のヒット作を生み出し、ホラー・スリラー界を牽引し続けるブラムハウスが新たな恐怖を世に解き放つ。
『ハロウィン』シリーズ3部作のデヴィッド・ゴードン・グリーンを監督に迎えて描くのは、悪魔に憑依された2人の少女をめぐる壮絶な物語。娘が同じ経験をした過去を持つ母親
クリス・マクニール役を、オスカー女優のエレン・バースティンが50年ぶりに演じる。

STORY

ヴィクターは12年前に妻を亡くして以来、1人で娘のアンジェラを育てている。
ある日、アンジェラと親友のキャサリンが森へ出かけたきり行方不明となるが、3日後に無事保護される。しかし、その日から彼女たちの様子がどこかおかしい。突然暴れ出し、叫び、自傷行為を行うなど常軌を逸した行動を繰り返す2人・・・。
ヴィクターはかつて憑依を目撃した経験者クリス・マクニールに助けを求め、悪魔祓いの儀式を始めるが、それは想像を絶する危険な試みだった。懸命に見守る親達を嘲笑い悪魔は問いかける。
1人は生き残り、1人は死ぬ。どちらかを選べと――。

CAST

ヴィクター・フィールディング /アンジェラの父親 レスリー・オドム・Jr(CV:諏訪部順一)
オドムにとって、ヴィクター役はまさに一生に一度のチャンスだったようだ。「僕は筋金入りの『エクソシスト』のファンなんだ。この作品で俳優が体現している特異性―真実、人間性、絶望―は本当に素晴らしい。デヴィッド・ゴードン・グリーンがこの作品を作ると聞き、すぐに僕のエージェントにメールで『これこそ夢のプロジェクトだ』と伝えたよ。それから7~8か月後に出演が決まったと電話を受けた。まるで『エクソシスト』ファン・コンテストで優勝した気分だったよ。オリジナル版での俳優の感情表現が、本作にもしっかり根付いていることを意識した」とオドムは振り返る。
中でも、『エクソシスト』でのエレン・バースティンの演技はオドムに強烈な印象を残した。「10代の時にあの映画を初めて見て、エレンの演技に圧倒された。人間味と誠実さあふれる演技に引き込まれたんだ。撮影が始まる前は彼女との共演に緊張していたけど、会った途端に僕を温かいハグで迎えてくれたよ。それから2人で気を引き締め、本作の題材について掘り下げていった。エレンの存在は僕たちにとって本当に大きな贈り物だった」

アンジェラ(左)&キャサリン(右) /悪魔に憑かれた少女 リディア・ジュエット(CV:佐倉綾音)
オリヴィア・オニール(CV:鬼頭明里)
ジュエットとオニールは憑依のレベルも演じ分ける必要があった。そのため、2人は監督であるグリーンと密にコミュニケーションを取り、お互いに演技をシンクロさせつつ、物語の展開に合わせて憑依の過程を演じていった。「デヴィッドが憑依の段階とレベルを分かりやすく説明してくれた」とジュエット。「そのシーンでの私たちがどれくらい正気を失っているかをパーセントで表してくれたから、演技がやりやすかったの。デヴィッドの指示のもと、シーンによって感情を表に出さなかったり、いつもの優しいアンジェラになったり、ものすごく攻撃的になったりと、演じ分けていった」。
「『エクソシスト』を見た時、常軌を逸していると思った」とジュエットは振り返る。「あんな映画は初めて見た。鏡を見ながらセリフの練習をすると、そこに映っているのは普段の私の姿だから、何だか変な感じだった。でも悪魔のメイクを施すと、キャラクターに完全に変身しているの。照明を当てられ、椅子に縛り付けられていると、すごく自然な感じがした。精神的にも肉体的にも、 声も、 完全に役を体現できていた。演技の半分はメーキャップと照明の力ね。メーキャップがなければあんなに怖くはなれなかった。異なる角度からの照明とメーキャップのおかげで、 言葉を発しなくても本当に恐ろしい演技ができたの」
「悪魔憑きの段階が見てすぐに分かるようにしたかったけど、それと同時にキャサリンの人間性も出したかった。 私のYouTubeの履歴が、奇妙な悪魔憑きの映像でいっぱいになっちゃった」とオニール。「本作の中で描かれている『エクソシスト』への言及やオマージュに観客が気づくと思うとワクワクするの。 普通に見ただけでは見落とす部分も多いから、注意深く観察してほしい」

ミランダ(右)&トニー(左) /キャサリンの両親 ジェニファー・ネトルズ(CV:本田貴子)
ノーバート・レオ・バッツ(CV:仲野裕)
「ホラー映画の金字塔の新章に参加するのはスリルに満ちた経験だった」とネトルズは言う。「『エクソシスト』のストーリーに敬意を表しながらも新しい視点を取り入れている脚本が素晴らしかった。信仰の形は人によってさまざまだけど、 団結することでより強くなれると訴えている作品なの」ミランダは教会や家庭において頼れる存在だが、異例で未知の出来事も進んで理解しようとする人間だ。「あの事件が起きるまで、彼女は全てを健全かつ安全に保とうとする一家の大黒柱だった」とネトルズ。「彼女が最初にあの現象を悪魔憑きだと言い出すし、本作で描かれている唯一の母親でもある。我が子をどう救えばいいか分からないし、誰も自分を信じてくれないという無力感と絶望は、演じていてすごく強烈な感情だった」
ミランダの忠実な夫であるトニーは、ファーストバプテスト教会において彼女の右腕的な存在だ。娘のキャサリンとその姉弟であるタイラー(ロリー・グロス)とハンナ(ノラ・エリン・マーフィー)の子育てにおいても妻をサポートしているが、キャサリンが悪魔に憑依されたことで自身の信仰心が砕けていくのを感じる。2度のトニー賞受賞歴を持つノーバート・レオ・バッツ演じるトニーは、キャサリンとアンジェラが地獄に堕ちるのを全身全霊で阻止しようとするが、自分の娘だけを救いたいという誘惑を振り切ろうと葛藤もしている。

アン /ヴィクター親子の隣人 アン・ダウド(CV:仲村かおり)
「10代の時に『エクソシスト』を見て、死ぬほど怖い思いをしたわ。父もあの映画を見ていて、敬虔なカトリック信者だから本当に恐ろしく感じたようだった。だからあの作品に関しては恐怖の記憶しかないの。映画の内容について話したくなかったし、夕食の席で話題にすることも絶対になかった」と振り返る。
今作で自身の中の悪魔と戦うアン役を演じるにあたって、 ダウドは当時の恐怖心を生かすことができたようだ。「アンはつらい過去を抱えていて、今も折り合いをつけられずにいる。人を救う看護師の仕事に没頭していて、いまだに熱心なカトリック信者なの。そんな彼女は自身の信仰や他者とのつながりに対する認識、そして日々の生活に潜むささやかな憑依について理解を深めることになる」アンが自分の強さに気づく過程をダウドは特に気に入ったという。「彼女は自分にそんな強さがあるとは思っていなかったはず。アンは修道女として神に仕える決心をしていたのに、自身の行動によって計画を台なしにしてしまった。過去の挫折から今も立ち直れない内向的な人間よ。そんな彼女だから、 自分を許すことと向き合い、自分にとって信仰とは何かを理解するようになるとは思っていなかった」

クリス・マクニール /50年前悪魔に憑依された娘を持つ母親 エレン・バースティン(CV:竹村叔子)
「エレンの出演なしでこの映画を作る気はなかった。彼女は非凡な俳優で、この映画と他のキャストに素晴らしい影響を与えてくれると確信していたからね。エレンこそ本作の要なんだ。しかも、レスリーや子役たちと感動的な関係を築き上げてくれた」とプロデューサーも絶賛したバースティンの演技。「あれから50年という年月が経っているから、クリスがどんな人間になったのか、この50年の間にどんなことがあったのか、それらの出来事が現在の彼女の人間性にどのような影響を与えたのか――こうした疑問に興味が湧いたの。人間というのは、人生のどの段階においても、それまでに起きたこと全てが積み重なってできた集合体のようなもので、それによって人格が形成されている部分がある。だから彼女の50年間を掘り下げるのは興味深い挑戦だった」とバースティンは振り返る。

ヴィクター・フィールディング

アンジェラ&キャサリン

ミランダ&トニー

アン

クリス・マクニール

STAFF

デヴィッド・ゴードン・グリーン /監督・製作総指揮・脚本
テキサスで育ち、ノースカロライナ芸術大学で映画を学ぶ。初長編映画『ジョージ・ワシントン』で脚本・監督を手がけ、ニューヨーク映画批評家協会賞の最優秀長編映画賞を受賞。その他の作品に、『All The Real Girls』、『スモーキング・ハイ』、『グランド・ジョー』、『ボストン ストロング〜ダメな僕だから英雄になれた〜』、『ハロウィン』のリブート3部作などがある。